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顕正会の教学試験(登用試験)って何?どんな問題が出る?

「登用試験を受験してみませんか」って勧められたけど、登用試験って何だろう?どういう問題が出るのか気になるなぁ…

【ざっくり解説】教学試験って何?

 教学試験とは、顕正会が毎年1月に全国各地で実施している行事で、日蓮大聖人の仏法に関する問題が出題される試験のことをいいます。

 受験するかどうかは任意、受験料はかかりません。

 教学試験には大きく分けて登用試験上級試験の2つがあり、はじめて教学試験を受験する場合は、登用試験を受験することになります。

 登用試験に合格すると、次の年度から上級試験(五級試験、四級試験、三級試験…)を受験できるようになります。不合格の場合は「来年また頑張ろう」となります。

 出題範囲は受験する試験や年度によって異なりますが、登用試験は、毎年、顕正会会長の浅井先生が著された基礎教学書 日蓮大聖人の仏法から出題されています。

教学試験の目的は?

 なぜ、顕正会は教学試験を実施しているのでしょうか。

 浅井先生は、教学試験について、試験を通して日蓮大聖人の御事を知り、信心を深めるためのものであると仰せられています。

 合格・不合格という結果ではなく、試験に向けて教学を学ぶことが大事、学べば自然と信心が深まる、朝夕の勤行が楽しくなる…ということですね。

 私は先輩から「教学試験がある」とはじめて聞いた時、「勉強しないといけないのか…嫌だな…」と思いましたが、試験に向けて出題範囲のテキストを読み、座談会・勉強会に参加していく中に、段々と学ぶことが楽しくなっていった記憶があります。

 試験を通して学ぶことが教学試験の目的ですので、個人的には合格・不合格という結果にはそこまで拘らなくてもいいと思っています。真剣に教学を学ぶきっかけとなる教学試験の実施は、本当に有難いですね。

どんな問題が出る?

 どんな問題が出題されるのか、ちょっと気になりますよね。

 登用試験の出題範囲とされている基礎教学書 日蓮大聖人の仏法にはどのようなことが書かれているのか、目次をチェックしてみましょう。

第一章 日蓮大聖人とはいかなる御方か
 一、末法濁悪の世を救い給う御本仏
 二、三大秘法を以てお救い下さる
 三、現当二世の大利益
 四、日蓮大聖人こそ久遠元初の自受用身
 五、末法下種の主・師・親、大慈大悲の御本仏
第二章 人生の目的と幸福論
 一、人生の目的とは何か
 二、幸福論
第三章 十界論
第四章 三世常住の生命
 一、死は終りではない
 二、生命の連続
 三、三世の因果
 四、臨終の証拠
第五章 仏法の実践
 一、勤行
 二、折伏
 三、三障四魔に打ち勝つ信心
第六章 日蓮大聖人と釈迦仏の関係
 一、下種の本仏と熟脱の迹仏
 二、釈迦仏の説法の目的
第七章 日蓮大聖人の一代御化導
 一、二十年にわたる御修学
 二、立宗
 三、立正安国論
 四、諸天善神とは
 五、公場対決を迫る
 六、竜の口大法難
 七、佐渡御流罪
 八、出世の本懐 成就
 九、日興上人に御付嘱
第八章 冨士大石寺の歴史
 一、日興上人と富士の法礎
 二、日目上人の死身弘法
 三、日寛上人の講学
第九章 日蓮大聖人の御遺命
 一、御遺命とは何か
 二、本門戒壇についての御教示
 三、富士大石寺歴代上人の文証
 四、御遺命破壊の大悪起こる
第十章 御遺命守護の戦い
 一、第一次諫暁
 二、第二次諫暁
 三、第三次諫暁
 四、第四次諫暁
 五、創価学会ついに「本門戒壇の大御本尊」を否定

 はじめてこれを見た方はもう何が何だか…随分と難しそうな内容が出題されそうな気がしてしまいますよね。

 ただ、私が過去に受験した時は、本当に基本的で大事な内容が出題されているなぁ…という印象を受けました。

 たとえば、御遺命の戒壇建立についての「時」と「手続」と「場所」です(第九章「日蓮大聖人の御遺命」に載っています)。先輩から「これだけは覚えた方がいい!」と言われて頑張って覚えたら、本当に出題されてスラスラと解けた記憶があります。

 なので、積極的に座談会・勉強会に参加したり、先輩に連絡をとったりして、色々と質問してみるといいかもしれません。現在はコロナ禍のため、テレビ電話などリモートで勉強会を実施している方々も多いです。

 どんな状況でも教学研鑽に真面目に取り組む顕正会員の熱意は、本当に凄いと思います。

どうやって勉強する?過去問はある?

 これから教学試験を受験するという方の中には、過去に出題された問題(毎年、教学試験実施後の「顕正新聞」には、出題された問題が掲載されます)を利用して勉強したい!という方もいるかもしれません。

 ただ、過去問と全く同じ問題が出る保証はどこにもないので、試験勉強としてはどうかな…と、個人的には思います。

 試験問題は出題範囲のテキストの文章がほぼそのまま穴埋めで出ているような印象を受けますので、「急がば回れ」で「基礎教学書」などを繰り返し拝読することが肝心かと思います!

 最近知ったのですが、顕正新聞社の公式ホームページには「基礎教学書」の抜粋が掲載されているようです。手元に「基礎教学書」がない時に活用したいですね。

基礎教学書 日蓮大聖人の仏法 - 顕正新聞社公式サイト
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それでも!どういう問題が出るのか、どういう形式なのか、やっぱり気になってしょうがないわ…

 そんな方のために、「五級試験」の過去問を「顕正新聞」から一部だけ抜粋してみました。これでなんとなくイメージが掴めると思います。

問三 次文の(  )を埋めよ。

 観心本尊抄には

 「(  )を識らざる者には、仏(  )を起こし、(  )の内に此の珠を裹み、(  )幼稚の頸に懸けさせしめ給う」と。

 この文意を日寛上人は

 「末法今時の(  )但妄の凡夫は、自受用身即(  )を識らず。故に(  )の自受用身、(  )を起こして妙法(  )の本尊に自受用身即(  )の相貌を図顕し、(  )幼稚の頸に懸けさしむ等となり。乃至、我等此の本尊を信受し南無妙法蓮華経と唱え奉れば、我が身即一念三千の本尊、蓮祖聖人なり。幼稚の頸に懸けさせしめ給うの意、正しく此に在り」と御指南下されている。

 すなわち、我ら凡夫は、日蓮大聖人と同じく宇宙より生じた生命を持ちながら、未だ生命の極理たる人法(  )・事の(  )を識らない。ゆえに苦悩の人生を永劫に流転していく。

 ここに大聖人は(  )を起こされ、御自身が証得された自受用身即(  )、すなわち日蓮大聖人の(  )即一念三千の相貌を、文字を以て(  )に図顕され、末法の全人類に授与して下さった。これが(  )の大御本尊であられる。

 ゆえに我ら凡夫は何もわからなくても、ただこの(  )を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉れば、御本尊の(  )力・(  )力により、自然と(  )一体、(  )と一体となり、凡夫の我が身がそのまま(  )に成らせて頂けるのである。

五級試験(令和2年)

まとめ

教学試験とは…
  • 顕正会が毎年1月に全国各地で実施している行事
  • 日蓮大聖人の仏法に関する問題が出題される
  • 試験の目的は「試験を通して日蓮大聖人の御事を知り、信心を深める
  • 出題範囲のテキスト(基礎教学書など)を繰り返し拝読しよう!
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