
また顕正会の人が訪問して来て、「顕正新聞」を手渡してきたわ。本当にしつこい人たち…とりあえず受け取ったけど、あまり関心がなくて読めていないのよね…
顕正会の活動ぶりは凄まじいですよね。ここまで大規模かつ懸命に日蓮大聖人の大恩徳を伝えようとしている団体は、顕正会以外には存在しません。
そのぶん世間の反響も大きく、顕正会に対して「しつこい」「気持ち悪い」「やばい」という印象を持たれている方も少なからずいるようです。
それでも顕正会員が熱心に日蓮大聖人の大恩徳を伝える活動をしているのはなぜなのでしょうか?
日蓮大聖人は三大秘法抄に、「国立戒壇」建立の時の社会状況について「末法濁悪の未来」と仰せ下されております。今回は、この「末法濁悪」をキーワードに、顕正会員が熱心に活動している理由を分析してみたいと思います。
今こそ「末法濁悪」の直中
今の日本は、大聖人様仰せの「末法濁悪」そのもので、人々の心は貪・瞋・癡の三毒(欲ばりで、怒りっぽく、癡かしい)でいっぱいです。
そのために、座間9人殺害事件や京都アニメーション放火殺人事件をはじめ、殺人・強盗・詐欺・誘拐・監禁・傷害・性犯罪等々、聞くに堪えぬ、見るに堪えぬ犯罪が国中で頻発しています。
小学校・中学校・高校でも、インターネット上でのいじめが増加しているようです。近年は自殺者も急増しています。
まさに貪・瞋・癡の三毒が強くなれば他を害する人間になり、また生命力が弱くなれば環境に押し潰され、いじめられる人間となってしまうのです。いずれも地獄・餓鬼・畜生・修羅の濁った心、濁った命から発するのであり、学校の教育でもどうしようもなく、警察も手に負えず、お手上げです。

どうにかならないだろうか…?
顕正会会長の浅井先生は、次のように仰せられています。
ではこの濁った心は、どうしたら清らかになるのか。
それが、日蓮大聖人の仏法であります。
もし御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉れば、いかなる人の心にも大聖人様が宿って下さる。そのとき、三悪道・四悪道の心は一変して自利利他の働きになる。
ゆえに四信五品抄には
「濁水心無けれども、月を得て自ら清めり」と。
どれほど濁った水でも、月が映れば自然と清んでくる――と仰せ下さる。
いかに三毒強き者も、生命力弱き者も、ひとたび御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉れば、直ちに大聖人様が宿って下さる。
そうなれば強く清らかな生命となり、自然と自利利他の境界となる。自殺などの悩みは忽ちに消し飛んでしまう。そして一生成仏の大利益が頂けるのです。
「顕正新聞」2020年11月5日号
御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉る…これだけで強く清らかな生命となり、自然と自利利他の境界になれるなんて、本当にすごいですよね!
「国立戒壇」を建立するとどうなる?
しかも、全日本人が御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱えるに至り、「国立戒壇」が建立されるに至れば、いかに三毒強き者も、生命力弱き者も自然と自利利他の境界となり、国中に充満している凶悪犯罪も朝露のごとく消滅するのです。
国立戒壇を建立すれば、本門戒壇の大御本尊の力用により、国家そのものが防非止悪(非行を防ぎ悪行を止める)の当体となる。そのとき、国家権力が内には人民を安穏ならしめ、外には他国を利益する慈悲の働きになる。
またこの仏国に生ずる国民も、自ずと一人ひとりが戒(防非止悪の意)を持つ当体となる。世間の道徳や小乗経の戒律は外からの規律であるが、本門の大戒は、御本尊を信じ妙法を唱えることにより我が心に仏様が宿り、自然と我が生命が貪・瞋・癡の自害々他の境界から、自利々他の働きに変わってくる。よって国立戒壇が建立されれば、いま日本社会に充満している凶悪犯罪などは、朝露のごとく消滅するのである。
「基礎教学書 日蓮大聖人の仏法」
「国立戒壇」建立によって、「末法濁悪」の世がどれほど素晴らしい社会に一変するのかを想像するとワクワクしますね。
全日本人に対して御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉るよう勧め、大聖人様が御遺命された「国立戒壇」建立のお手伝いを申し上げたい…こういう思いで、顕正会員は「末法濁悪」の直中にある今、富士山の広告文を片手に敢然と活動しているのです。